ちょちょら

畠中恵さんと言えば、時代小説の名手という印象の作家さんです。
読んでいるシリーズもありますし、安定した面白い作品が多いです。
今回は、「ちょちょら」を読みました。
タイトルの「ちょちょら」とは、「弁舌のたつお調子者。いい加減なお世辞。調子のよい言葉」のことです。
私はてっきり、主人公がこのタイプなのかと思ったら正反対の人でした。
美丈夫で中身もしっかりしている兄が亡くなり、彼の後釜となり江戸留守居役になるところからはじまります。
誰が見ても優秀な兄で、比べられることも多々あったのに弟の新之助は兄を尊敬していました。
優秀ではなくても心根の優しい人です。
しかし頼りない。
でも新之助の成長っぷりが見てとれる作品です。