すべての神様の十月

小路幸也さんの「すべての神様の十月」を読みました。
短編の連作で、すべてに「神様」が登場します。
死神、貧乏神、福の神。
神様のイメージは人それぞれでしょうけれど、いい神様、悪いマイナスイメージの神様っていますよね。
でも解釈が違えばそれはひっくりかえることがあると、この話しを読んで思いました。
貧乏神が生まれていたときから憑りついていた男性は、実は強運の持ち主でした。
勉強しなくても成績も良かったし、あたりを引くことばかり。
彼は強運すぎたので、貧乏神がそれを抑える役割をしていたんです。
抑えなければ富を得た先に待っているのは不幸だけ、という人生だった彼。
その彼から離れたのは、富を得るけれど不幸もやってくることがわかったからです。
なんだかいろいろ考えさせられるお話しばかりでした。